2010年5月5日

The Heart of Understanding: Thich Nhat Nahn: 1冊目

今までやろうと思いつつなかなかできなかった、読書の感想をこれから書いていこうと思う。大体年間200~300冊ぐらいを読むが、今までそのまま自分の中にとどめていてなにもしてこなかった。

最近いろいろな出会いもあり、やはりアウトプットも重要だろうと思い、感想を書いていこうと思う。取り合えず、半年で50冊を目標に書いていきます!

第一冊目は、今はやりのKindleから読んだ、The Heart of Understanding – Commentaries on the Prajnaparamita Heart Sutraで、Thich Nhat Hanhの著作です。題名からは想像できないかと思いますが、実は、般若心経についてベトナム人が書いた本です。

実際に編集の人がいて、Thich Nhat Hanhが全米で行った講演の内容が元になったものです。なのでより内容が分かりやすくなっています。般若心経については、今まで下記の三冊を始め何冊か読んだことがあります。

瀬戸内寂聴さん(般若心経)
寂聴 般若心経―生きるとは (中公文庫)/瀬戸内 寂聴

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新井満さん(自由訳 般若心経)
自由訳 般若心経/新井 満

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柳沢桂子(生きて死ぬ智慧)、
生きて死ぬ智慧/柳澤 桂子

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こ れらは、私にとって印象に残る本であり、本当に面白いと思った。しかし、Thichのこの本はぴか一にわかりやすい本だと思った。なにが面白かというと、 普通般若心経は一字一句、意味を解説しながら、その内容を紹介するのですが、この本は、あくまで、「空」とは何かに絞って話している点特徴的です。そし て、その「空」とは、紙を例にして、以下のように記している。

紙を見て雲を想像することができる。というのも、雲がなければ雨がふらない、雨がなければ木が育たない。そして木なしでは紙ができない。

またもっと紙を見つめると、太陽があるはず。太陽がなければ森林が育たない、いやなにも育つことができない。

また樵(きこり)が実際に製紙工場に木を運んでこなければ紙ができない。

実は紙はさまざまなものやことがなければ存在しないのである。これは紙に限らず、人についても言えること。などなど、

紙一つとってもそれ単独ではなくいろいろなものがあわさって一つのこと、ものになる。そして、ThichはそれをInter-being(他と共存)と呼びこれこそが空であると、解説した。

今 まで、全く空については、難解でよくわからなかったがこの本を読んで非常に腑に落ちた。是非、仏教の九九に関して興味がありましたら、この本をチェックし てみてください。残念なことに、翻訳版が絶版になってしまっていますが、原書は非常にやさしく書かれていると思います。

The Heart of Understanding: Commentaries on the…/Thich Nhat Hanh

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