2011年5月23日

【J#3】金沢の文化としての成熟度の高さに感激

先週、仕事で名古屋と金沢に行ってきた。名古屋については、まったく観光が出来ず、金沢の方で出来ないのではないかという懸念があった。しかしながら、こういったときにいつも運に恵まれる。仕事で、招聘したドイツ人の医師を名古屋から金沢に同行いただいたのだが、土曜日の観光についてだが、

「自由に計画してもいい、ついていくよ!」

といわれ、ラッキー。また、彼の使っているマックになんとモダンアートが待ち受け画面に。お、21世紀美術館にもいける。。。と。そこで、彼の様子を見ながら、21世紀美術館、兼六園、ひがし茶屋街の順で観光を午前9時開始した。その後、ひがし茶屋街を終えた段階で午後2時となり、様子から見てもう疲れてそうだったので、彼とはホテルで別れ、追加で一人で、大樋美術館にも行った。

合計で、4箇所。金沢を十二分に満喫した。

金沢といえば、前田家100万石の大きな藩として非常に有名だが、今回のたびを通じてこの都市の文化としての成熟度の高さを感じた。以前、このブログ(九谷焼についてのブログ)にも書いたが、九谷焼も金沢にあるだけではなく、今回見ることが出来た茶道で有名な大樋焼、兼六園という美しい庭園、ひがし茶屋街を含めた茶屋街の雰囲気のよさ、金箔実演など。そして見ることが出来なかったが、能楽美術館まで。

前田家は職人、茶人や芸人をしっかりと保護したから、町並みの景観もしっかりときれいに整備できたときく。さらに、最近、未来の文化活動いわゆる現代アートについても、21世紀美術館という新しいものまで作りだす。そのパワーに、この町の魅力を十二分に感じることが出来た。

お金持ちが実験台となって、職人やその作品を保護する。職人は、精魂かけて、手間を惜しまない形で応える。それが一般市民にも広まり、文化都市として発達する。つまり文化というのは、経済がある程度成熟し、市民がそれを享受することによって生まれてくるものではないかと私は考えている。

そこには近年、資本主義経済で重要視している効率などは、明らかに相容れないようにも見える。おそらく、金沢に今後日本が生きる道が示されているのではないか?という思いを強く感じた。

金沢にはまた来てみたい。