2011年12月21日

【E#18】思うとおりに行かない状況から自分の価値観が分かってくる。

「なんで今のような価値観や考え方を持つようなったのか?」聞かれることがある。実は、大学院時代、全く違う価値観の持つ教授の下で、仕事の面で、いろいろと苦労した経験によって世の中や私生活に対する見方が変わったのがきっかけだった。

その研究室は非常に厄介なことに、世界で成果のあがっている研究室の一つ。やり方を簡単に言えば、教授が与えたテーマに沿って、普通は仕事をするわけだが、ある一定期間後、例えば6か月間で成果が出ないと、

「どうですか?なんで結果はでないのですか?」

そして出なく、先生に従ったのです、といった日になんかは、

「私が自殺しろといえば、自殺するのですか?」

という非常に不思議な、今から考えると笑いのこみ上げるコメントが戻ってきて、全く容赦しなかった。なので、受け答えや成果を出すのに必死だった。

結局、

「親も頼りにならない(つまりどちらかというと自分一人で打開しなければならないということ)」

「自分の価値観(ここではアプローチの仕方)も頼りにならない」

成果がなかなか出ないという状況まで追い込まれ、自分の考えやアプローチが打ち砕かれた。その結果、

目の前にある課題を解決していく、仕事の守備範囲を広げる、価値観よりも適応能力を向上させよう。ある程度、世の中に身をゆだねて、流れに身を任せよう。

という「今を大事にする」というシンプルな考えに行きついた。結局、その考えがもとに成果が上がり、無事苦難を乗り越えることができた。

今振り返ってみると、

一人の人間が自立するには、自分とは異なる価値観に接し、自分の思うとおりに物事が進まないんだ

という意識を持つところから始まると思う。そして価値観というのは後でついてくるものであること、ある程度考えたら、手放すという、作業も重要なんだということもわかってきた。そのおかげで、最近は、物事を簡単に考えるようになっているから、自分の考えのあう人と出会う確率が高まっている。タイトルがあるとおり、思った通りに行かない状況が自分の価値観を作るのでしょうね。