2014年6月25日

【T#15】心と身体について〜身体を動かすことで、心は変化する

今回は、心理学について、特に「身体を動かすことで心は変化する」について取り上げたいと思う。

11年前まで、研究者として生きていくために研究員として大学に属していた。結果が求められる世界とはいえなかなか成果が上がらず、忍耐の日々を送っていたのだと思う。

「本当に自分はこの道に向いているのかどうか?」

と日々自分と向き合っていたわけだが、その向き合う過程でヨガに出会う前に、心理学に興味が湧いてきた。そこで企業へ移ってから、有給や休日を利用して、神経言語プログラミング(NLP)(ジーニアスブレーンでMaster Practitionerコースを修了)、Certified Coaching Insituteのコーチングコース(コ・アクティブコーチング応用コース修了)、Landmark Educationのブレークスルーテクノロジーコース、そしてコーチングコースで知り合った占い師にタロット占いを学ぶ等、様々な心理学のコースを受講する機会に恵まれた。

学んだことを要約すると。。。

心というのは、行動(action)よりもその人の存在(being)によって大きな影響を受けること。Beingとは、その人が大切にしている価値観、考え方や習慣とでもいったらいいのか?そこには、過去から受けた様々な経験が言葉として、または深く身体内に刻まれていること。そのため、Beingに働きかけて、その人が自分と向き合うと、自ずと変化が訪れる。Beingを主に言葉(コーチング)、身体(NLP)、又は心のパターン(タロットは、22枚の心のパターンをカードで現している。一種の心理学と言える)からのアプローチを唱える、アメリカやヨーロッパから発達した心理学には新鮮味があった。

特に五感という身体感覚に注目するNLPは興味深いものがあった。例えば、NLPでは「モダリティ(modality)という考え方がある。人間が外界を認識する際、視覚、聴覚、体感覚など、五感で感じた様々な構成要素を組みあわせて記憶するのだが、この構成要素をモダリティという。興味深いことに人には癖があり、視覚(visual、V)、聴覚(auditory、A)、体感覚(kinetic、K)のうち、どれかが優位なケースが多い(この三つの感覚をまとめてVAKと呼ばれる)。下記の表では、言葉、視線、特徴、自分との関係という4つの切り口からその特徴をまとめた。

例えば、言葉遣いにしても、「・・・見える」を多く使う場合は、視覚優位、「・・・に聞こえる」を多く使う場合には聴覚優位、そして「・・・に感じる」を使う場合には体感覚優位等。

興味深いのは、目線。目が向く方向によって過去・現在・未来にVAKがどのように関わるのかが分かるのだ。たとえば、思い悩むことは、自分との対話。視線が内側になる。過去の記憶を視覚で思い出す場合には、たいてい視線は右上に目を向ける。

つまり、身体感覚を理解するというのは、心を理解するということに繋がることでもある。そして、身体感覚を見つめ直す、あるいは自分の中の身体感覚を理解することで、自分自身に大きな影響を及ぼすということになるのだ。

目線を動かすということは、身体を動かすこと。恐らく、これからの心理学は身体を動かすことへの理解抜きでは、語れないのではないかと思う。それが、自分自身、ヨガへの興味にも繋がっているのではないかと。ヨガを通じて身体を調(ととの)えることで自分を知り、心を安定化させるわけだから。