2014年6月29日

【P#12】勉強会〜講師としての役目を終えて

製薬会社を退職してから、1週間後の2014年6月6日。久々に製薬業界について話す機会があった。小室吉隆氏の主催するKnowledge Commonsで、3年前に話して以来となる。

製薬企業で過去3年間で希少疾患(対象患者が50,000名未満の、当局が認定した疾患への医薬)の当局への申請から発売までの過程をチームとして経験したのでそのことについて質疑応答を含め2時間近く話した。発表したスライド及び詳細な内容については、主催者が「オーファンドラッグができるまで~製薬業界のブルーオーシャン戦略、その後」に分かりやすくまとめていただいているので、ここでは詳しく触れない。

仕事についてアウトプットするというのは、ある意味で仕事の総括を行うこと。「何がうまくいったのか?」「どういった点が面白く、何に苦労したのか?」「新しいチャレンジにあたって、どういった人とどのような仕事ができたのか?」「病院の医師や代理店、検査会社、外国本社等、どのようなやり取りを行って、仕事を進めてきたのか?」スライドを準備した1週間で様々な思いがよぎった。

質疑応答の時間も予想以上にたくさんあった。特に、希少疾患であり、患者数も限られていること。また必要とされる検査が3つもあり、かかる医療コストが莫大。検査費はほとんど企業負担であることから赤字を覚悟すべきなのに、よく日本で開発・発売する気になった、といった驚きの感想があった。それは、自分自身、目の前の仕事に夢中になっていたために気づかなかったことでもあった。発表するということは、こういった自分では気がつかない点を気づかさせてくれるところがいい。

果たして、これからの先、1〜2年どういった人生を進むのか?想像できないが、また再びこのような形で、自分がどういった価値を社会に対して提供してきたのか?総括できるようなプレゼンができるといいと思う。

発表の機会を与えていただいたKnowledge commonsの小室さん及び参加いただいたみなさんに改めて感謝したいと思う。