2014年6月30日

【T#17】〜「悪い行為」と「悪い人」の区別

昨日(2014年6月29日)、仲間の家でタロットを見ていたときに言葉遣いで気になった点があった。

人を批判するとき

「悪い行為」と「悪い人」の区別

をしていないことが話題になったからだ。

普段、人は他人の行動になにか気になり、その人に対して改善した欲しい場合には、行動に対して改善を促すべきなのに、その人の人格まで悪いことをいってしまうケースがある。例えば、言葉遣いに対して「その言い方は違う(行動)。違った言葉で表現した方がいいのではないか?(行動)」といえば充分なのに、「その言葉遣いをするのは、本当にいい加減な人間だね」と人格まで否定していってしまう場合がある。そうなってしまうと、せっかく行動に注意が、その人に対して不愉快な思いをしてしまい、さらに、最終的には恨みまで買う。というのも、人格否定されてしまうと、相手がそれ以上のことが言う気にならなくなってしまうから。

Neurolinguistic Programming(NLP)には、ニューロロジカルレベルという考えがある。ロバート・ディルツが人類学者のグレゴリー・ベイトソンの考え方をもとに人間の意識レベルを5つに分類し体系化した(下記の図参照)。

①環境:周りの環境を意識するレベル(WHEN, WHERE)
②行動:特定の行動を意識するレベル(WHAT)
③能力:才能や能力を意識するレベル(HOW)
④信念・価値観:大切にしている価値観を意識するレベル(WHY)
⑤自己認識:自分の存在理由、使命を意識するレベル(WHO)

例えば、同じ「素晴らしい」という言葉を使うにしても、あなたの環境が素晴らしい(①環境)、あなたの行動が素晴らしい(②行動)、あなたは素晴らしい能力をもっている(③能力)、あなたの価値観が素晴らしい(④信念・価値観)、あなたは素晴らしい存在だ(⑤自己認識)となる。

ピラミッドの上位にあがればあがるほど、人間の根幹に近づくということがこの例でも分かるかと思う。このモデルに当てはめると、先ほど触れた「悪い行為」と「悪い人」は、それぞれ②行為と⑤自己認識に該当する。

私自身が、タロットカードを広げ、人の話を聞くときには無意識に相手の5つのレベルのどこに該当するのか?を聞くようにしている。特に⑤自己認識については、知りたいと考える。その理由として、⑤自己認識に基づいてその下にある、④信念・価値観、③能力、②行動、①環境に影響を及ぼすからだ。

もし、人を批判する場合には、この5つの視点、レベルからどのような発言しているのか?を調べてみるのも一つ。応用範囲が広く、コミュニケーションの改善に役立つと思うので。