2014年11月19日

【R#41】Phase II(26)〜授業の進め方(2)

ロルフィング・トレーニングも佳境に入り、残り4日間となった。せっかくなので、ロルフィング・トレーニングの進め方について再び触れたいと思う。以前、授業の進め方についてアウトラインで示したが、今回はより具体的に書きたい(「【RolfingコラムVol.9】Training Phase II〜授業の進め方(1)」参照)。

午前9時から始まるトレーニングは、30分の休憩を挟んで午後1時半まで行われる。昼休みは1時間半。後半は午後6時〜午後6時半まで続き、その間30分の休憩を挟む。ロルフィングのトレーニングは10回に分けてセッションを教わる。

Stop-watch

本ブログで触れているが、各セッションにはそれぞれの基本的な目標、原理、戦略がある。そして、それぞれに求められる身体感覚を体感することも大切な学びのプロセスとなる。

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一つのセッションの授業の進め方は、身体感覚を研ぎ澄ませるEmbodimentから始まる。実際に自分で模擬体験をできるような身体の動きを行う。ロルフィングは、身体感覚を自分の中でも体験できていないとクライアントの身体内部で何が起きているのか捉えるのが難しいと考えるからだ。

続いて、原理の説明がパワーポイントのプレゼンを通じて行われる。フレームワークを知り、いわばコンパスを持つことが施術を進める上で大事だからだ。本ブログでも「絵画史と身体(1)(2)」で触れたが、絵画やスポーツ選手、様々な国での身体の使われ方を写真を使った多くの実例を示しながら、授業を興味深くする工夫がなされている。

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原理の説明後、施術の練習に入ると思いきや、Teacherによるデモが行われる。外部のクライアントを呼びセッションを見るのだが、おおよその道筋を知ることになる。ほぼ1時間半。どのように身体観察を行い、どのような課題を持って施術に向かうのか?についての説明が行われる。ちなみに、TeacherとAssistant teacherがそれぞれ一人ずつクライアントを担当しているが、まず一人目のクライアントのデモに該当する。

helping hand

デモ後、質疑応答を経て、施術の練習に入る。基本的な練習を生徒同士で行うのだが、すべての練習を行うわけではない。練習は7割に留める。生徒に全て教えるのでなく、生徒同士て行う施術を教わった通りにやるのではなく、生徒で考えさせるスペースを作るため余白を残す意味があるのではないかと思う。

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Assistant teacherのデモ後は、質疑応答の時間を経て、いよいよ生徒同士による施術が始まる。面白いのは生徒Aが生徒Bに施術を行ったとすると、生徒Bが生徒Aに施術を受けるのではなく、生徒Bは生徒Cから施術を受ける。3人でループを回すことによって2人の体験にとどめることを避ける意味がある

生徒同士で施術を行った後、ディスカッションを行い必要とする残りの3割の練習に移る。2人のクライアントのセッションをみて、実際に生徒同士での施術の経験したので、残りの3割の施術を練習するにあたって、全体像を見た上で問題意識を持って取り組めるのがいい。

Jumping on the beach

10回のセッションが終わった現在(2014年11月19日)、それぞれのセッションがどのように有機的につながっていくのか?について学んでいる。今後、生徒同士で行ったセッションも、外部からクライアントを呼び施術を経験する段階へと進む。Phase IIでは、最後のトレーニングの2日間で行うのだが、どのような発見があるか?楽しみである。