南米の旅初の深夜バスで、スクレからボリビアの実質上の首都ラパスへ移動した。面白かったのは、バス停までの送迎バスが日本の中古車(日産車)であったこと。実は、スクレやポトシで日本の文字が書かれた中古車はいたるところで見ることができた。
15分かけて、送迎バスはスクレのバス停に到着。バス停の雰囲気は人でごった返し。物乞いも多く、ボリビアの国の雰囲気がよく表れているという印象だった。
深夜バスは2階建てで非常に快適だった。
深夜バスは、3列(2列、通路、1列のように分かれている)からなり、それぞれ150度近くまで倒すことができる(いい写真が撮れなかったのでわかりづらいかもしれないが)。また冷房で寒くなるので毛布も席に一人ずつ配布された。
スクレのバス停を午後7時半に出発し、12時間近い移動時間のバスが動き出した。
標高も2,600mからスタートし、途中バスは何度かバス停に止まり、客の乗降が行われた。高山病を予防するためにミネラルウォーターとお菓子を購入して臨んだ。
スクレにはチョコレートを作る工場があり、実際に味見すると美味しい。お菓子の中にチョコレートを入れたのは言うまでもない。ちなみに写真はオレンジが混じったもの。ピスタチオ、ナッツ、チリなど様々な種類のものが選べて、16ボリビアーノ(約270円)と若干高い。
ミネラルウォーターについて本ブログではあまり触れてこなかったが、ボリビアの下水はあまり信頼できないので、歯磨きなども含めミネラルウォーターを重宝することが多かった。ちなみに2リットルで8ボリビアーノ(約140円)で購入することができる。
最初は暖房がついてたが、徐々に冷房もきいてきて、毛布をかければ十分という快適さ。睡眠は取れた。ただし、トイレはボリビアのどの都市でもいえることだが、それほど綺麗ではない。バスの場合には小用は可能だが、その他の場合には外で済ませる必要がある。今回そういったケースはなかったが。。。
さて、最高で4,000mの高さ(ポトシ市経由)を経て、最終的に3,600mのラパスに午前7時半、無事到着した。
ラパスの人口は約800,000人。世界で最も標高の高い首都として知られている。1800年代の首都であったスクレを基盤とした保守党から政権を奪還した自由党が1899年に首都機能のほとんどをラパスへ移してしまった。そのため、議会や政府はラパスにある。なお、最高裁判所のみスクレに残っているらしい。
ラパスについての街並みについては次回触れる。
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