2015年4月10日

【W#137】モロッコ(6)〜マラケシュ(3)〜アルガンオイルとバヒア宮殿

マラケシュでは、バヒア宮殿(Palais de la Bahia)を訪れることもできた。バヒア宮殿について書く前に、 モロッコの薬局(薬局の名前は「Aux 100,000 Epices」)を訪れた体験について触れたいと思う。

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実は、モロッコには、ARGAN OIL(アルガンオイル)という抗老化作用をもつオイルがこの薬局で販売されており、「黄金の液体(Liquid gold)」として欧米で有名だからだ。砂漠の環境でもしっかりと根を張って生きることのできるアルガンの木。その木からオリーブのような実が育つ。その果肉を剥がすと硬い種が出てきて、石で割ると2枚の種子がててくる。石臼で挽くと最終的にオイルとなる。100キロの実からわずか1リットル。しかも抽出に10時間かかるという。

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問題なのは、モロッコで売っているアルガンオイルの99%は偽物であるということ。今回の旅の目玉は、薬局でこのオイルを入手できたこと。もし、モロッコへ旅する機会があったら、是非ともこのオイルを入手することをお勧めする。

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さて、話題をバヒア宮殿に戻す。

グラナダのアルハンブラ宮殿を模して作られたという宮殿。アルハンブラ宮殿とどう違うのかを知るいい機会でもある。

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バヒア宮殿(Palais de la Bahia)はマラケシュの旧市街の中にある。

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19世紀末、アラフィー朝ハッサン1世の宰相アリ・バハメッドの私邸として作られた。ここには、4人の妃と24人の妾の部屋がある。ちなみに宮殿の名前の由来は、最もお気に入りの妃の名前のバヒアから取っている。

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Bahia palace

中に入ってすぐに目につくのが中庭。植物に覆われており美しい。ただし、観光客が非常に多い場所にいるためなかなかいい写真がとれず。雰囲気を感じていただければと思っている。

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細部にこだわるというイスラム文化の特徴は泉の下にも現れている。一枚一枚単一の色で埋めるタイルは芸術の域に達していると思う。このタイルは、モロッコを離れスペインのセビリアやポルトガルのリスボンでも見ることができるので、その時に又触れたいと思う。

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中庭には泉とともにオレンジの木が植えてあるのが特徴的だ。ここにいると夏でも涼しさを感じられる。やはり、モロッコを含めイスラム文化は如何にして暑さをしのぐのか、を考えながら設計されていることがよく分かる。

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さらに宮殿を前に進むと最も目立つのが天井のデザイン。シーダー(ヒマラヤスギ)で出来た天井を数多く見ることができた。アトラス山脈で取れるシーダー。本当に天井はカラフルで精巧に出来ている。

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また、別の部屋にはまるでカーペットのような天井の作りになっている。

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更に進むとオープンな中庭へ。ここはアルハンブラ宮殿やメクネスでみたムーレイ・イスマイル廟と構造がよく似ていた。

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個人的に印象に残ったのがそのさらに奥へと進んだ部屋。扉も天井も精巧さが増しており、色使いも豊か。また、下の3枚目の写真に写っているようにステンドグラスの入った部屋も。

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最後まで天井のアートに見惚れてしまったが、もちろん柱や扉付近も細かくいろいろなシンボルで埋め尽くされている。偶像崇拝を禁止するイスラム文化ならではと思うのだが、よくもここまで色々な幾何学模様を考えたものだと思う。

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以上、ごく簡単にバヒア宮殿について紹介した。マラケシュを3回にわけて書いたが、モロッコで最も気に入った街になった。

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その雰囲気が少しでも伝わればと思う。マラケシュの全日程を終えて次に向かった先はカサブランカとラバト。これらの二つの都市について取り上げたい。