2015年9月8日

【Y#30】プラーナーヤーマ・連続講座(3)〜西洋医学と東洋医学の違い

2015年9月4日、5日、齋藤素子さんのプラーナーヤーマ連続講座を飛び入りで参加してきた。1日目(9月4日)の模様については【YogaコラムVol.26】に、2日目(9月5日)の模様については【YogaコラムVol.27】に書いた。今回は書き残した、アーユルヴェーダや西洋医学と東洋医学の違いについて書いてみたい。

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アーユルヴェーダについては、以前スリランカを訪れた際に本コラムで書いたことがある。【旅コラムVol.166】では、アーユルヴェーダに出会った経緯やアーユルヴェーダの考え方、すなわち身体が一人一人違うという前提や、すべての人にとって健康にいいというものは必ずしもないということ。体質(アーユルヴェーダの用語ではプラクリティ)=性格であり、オリジナルな状態があるということ。その状態というのは、生まれた瞬間=この世に生を得た瞬間のときに訪れること等。アーユルヴェーダではそれを探しだし、オリジナルから離れた現在のコンディションを一度リセットして元に戻ることが基本となることを中心にまとめた。

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実は、素子さんのクラスを受けたときに話したのは、必ずしもオリジナルな状態に戻ることは重要だが、どちらかというと外側からの環境に応じて内側のバランスを整えるようになれること方が大切だということを。

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私自身、今回のクラスに参加するにあたって新鮮だったのが、ヨガの実践に、アーユルヴェーダを理解することが大切だということを知ったことだ。そのためには、素子さんはヨガとの共通点を見ることが大事だということを述べていた。例として、4つのゴール、ダルマ(何故生まれてきたのか?)、アルダ(物質的な富)、カーマ(楽しみやニーズをみつける)、モクシャ(解脱)やサーンキヤ哲学を取り上げた。他にも、西洋医学と東洋医学の違いについても取り上げていた。

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東洋医学は癒すのに対して、西洋医学は治療を行う。治療とは対処療法(症状に対して治療をする)。原因を必ずしもターゲットとしていない。あくまでも症状に対するもなので、1対1となる。東洋医学は1対1ではないため、応用範囲が広がる。しかし成功するためには条件がある。それは本人の意思が必要となることと、施術者(提供する側)のエゴが出てくると障害になってくる。エゴとは、治してあげたいという気持ちが現れること。施術者は、寄り添うという姿勢が大事になってくる。

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西洋医学は、疑問→分析→推論という順番で診断が行われるのに対して、東洋医学は受容→観察→経験という考えで医学に向き合う。西洋医学は、大多数の共通したものが正常。平均値を用いる。東洋医学は、個人個人で正常について判断する必要がある。そして、東洋医学では、健康は秩序が整った状態、病気は秩序が乱れた状態と考える。

アーユルヴェーダは原則さえ知っておけば、すべての人に応用可能のみならず、自分で考えて最終的に決断を下すことができる。自分自身の理解につながるのみならず、適度なヨガの実践、呼吸法を体質をベースに考えることができるようになる。例えば、アーサナのスピード・リズムは体質のドーシャに影響を及ぼす。体調によってゆっくりと行ったり早く行ったりするという。

以上で、今回自分自身が取り上げたいトピックスについて紹介した。なお、連続講座は、2015年10月と11月に東京・渋谷で開催を予定にしているので、さらに深堀ができればと思っている。連続講座に出席の際、もう少し詳しく本コラムでも紹介できればと。