年が明けて2016年になった。本日(2016年1月2日)、渋谷のスターバックスで本コラムを書いている。昨年(2015年1月2日)はペルーに滞在していたことを考えると、静かな年明けを過ごしていると言える。
2015年は世界一周と個人事業主としての活動という経験したことのない2つのことを行い、学ぶことの多い充実した一年だったと思う(【RolfingコラムVol.171】、【RolfingコラムVol.172】参照)。
本年(2016年)は以下のことをバランス良く行いたいと考えている。
インプット・実践として:
知識のアウトプットとして:
特に目玉となるのが、代替療法の代表例の一つ、ホメオパシーの勉強。代替医療については昨年(2016年)、世界一周中に見る機会があり、本コラムでも触れてきた。
世界的な対処療法全盛の時代、伝統医療=代替医療はどのような歴史を辿ったのか?その歴史的な経緯について金沢や秋葉原で話す機会に恵まれた。米国での、米国医学会とホメオパシーの対立の歴史や対処療法がなぜ、大きくなってきたのか?米国でなぜ医学が大学院で教育が行われているのか?などについての詳細は【RolfingコラムVol.125】にまとめている。
石油で財をなしたロックフェラー財閥及び財団が主導で、石油由来の有機合成で作られる薬を推し進めるため、対処療法以外の選択肢(特にホメオパシー)を排除していく歴史、近年のイギリスの保険からホメオパシーを外すということや、日本学術会議が2010年8月にホメオパシーの効果について全面否定し、医療従事者が治療法に用いないよう求める談話も発表されていること等、相変わらずの逆風が吹いているホメオパシー。それにも関わらず、欧州で3,000万人( イギリスで7人に1人、ドイツ27%、フランス40%)やインド人の62%がホメオパシーの治療を受けている現状がある。
「ホメオパシーは治療法として未だに生き残っているのはなぜか?」
Ida Rolfもロルフィングの手法を確立していく上で、ホメオパシーの書物に当たったということを考えると、何かあるのかもしれない。
本当にエビデンスが全くなくプラセボ(偽薬)と同等なのか?
今までの過去の経験から、勉強しないで(裏を取らないで)批判することは簡単にできること。勉強して、自分自身腑に落ちないことがあった場合は、ホメオパシーについて批判したいと考えている。せっかく製薬や科学の基本的な知識も持っているので、それらの知識を通じて、どのような発見があるのか?200年の歴史を持つ治療法がなぜ批判されているのか?医療コストは対処療法と比べ安いのか?を含め勉強を通じて何か発見できれば嬉しく思う。
今年は、インプットとアウトプットのバランスのとれた一年にしたい。そのために時間の有効な活用が大切となる。もちろん、オーバーワークにならないように適宜休養をとりながら。
課題を持って取り組むのの同時に、ロルフィングのセッションも一つ一つ大事に前進していきたい。
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