2016年1月23日

【B#32】コミュニケーション能力って何?〜なぜ興味を持ったか?

ロルフィング・セッションを提供する際、

その人の抱えている課題・問題点は何なのか?

を重視しているが、それを理解した上で、自分の持っている他のスキル(エネルギー・ワーク(靈氣、ソースポイントセラピー)、コーチング、タロット、キャリア・カウンセリング等)を使って解決策を出していく。

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その際に、最も大事に考えているのがコミュミケーション能力。試行錯誤の繰り返しで

実は、それを考えるきっかけがあった。

大学の研究機関から会社員として民間会社に移った時、

「会社に勤める際に、どういった能力を身につけたらいいのか?」

について色々と考えた。「社会人になって気がついたこと〜コミュニケーション能力とコーチング」で触れたが、独立した研究者になるためには、予算をとってくることが大事。そのため業績が何よりも重視され、何をやればいいのか非常に分かりやすい。

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それに対して、民間会社は利益を計上していかなければ、存続できないということもあり、売上高を上げること。その上で、事業を拡大していき雇用を創出するといったことが経営者の役割であり、会社員はそれを実行すること、といった漠然とした印象から入ったた(後に、会社に入り、会社の仕組みについてもっと深く知るようになるのだが・・・)。営業職は数字という明確な評価基準・指標があるが、その他の職種は必ずしもそう言った明確なものがなかったというのもあったかもしれない。また会社員の場合には必ず複数の人数で仕事をするというのもある。

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そこで、会社員にとって一番何が求められるのか?(もちろん仕事に必要なスキルを磨きつつ)をよく考えるようになった。

私の勤めていた外資系製薬会社では、年に一回全社員に対して一斉に社内満足度調査を行う。そこで、一番課題として上がってきたのが、驚くべきことに仕事のスキルではなく、コミュニケーション能力の有無だった。研究時代には全く話題にならなかった、コミュニケーション能力が、なんで会社でこんなに注目されているのか?全くわからなかったのだが、これが一つ身につけなければならない能力なのだろう。と。

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そこで、時間を見つけては、自分の上司をよく観察することにした。すると、上司への説明、部下への説明、顧客への説明など、コミュニケーションに多く時間を割かれていることがわかった。

後で、会社員としてコミュニケーション能力の必要な理由について、平田オリザ氏の「わかりあえないことから〜コミュニケーション能力とは何か

に出会うことによって理解できるようになった。本書によると、仕事が多様化することで、部門間の仕事がわかりにくくなってきているということを述べていることやわかりあえない前提でコミュニケーションを見ることの大切さを説いている。

特に興味深いのがコミュミケーション能力は大学を含めての教育機関で身につけることができるのか?を述べた箇所。

表現とは、他者を必要とする。しかし、教室には他者はいない。わかりあう、察し合うといった温室の中のコミュニケーションで育てられながら、高校、大学、あるいは私の勤務先のように大学院になってから、企業になってから、突然、やれ異文化コミュニケーションだ、グローバルスタンダードの説明責任だと追い立てられる。

繰り返す。子供たちのコミュニケーションの能力が低下しているわけではない。しかし、年々、社会の要求するコミュニケーション能力はそれを上回る勢いで高まっている。教育プログラムは、それについていっていない

会社員として大事なのは、スキルを磨くのと同時に、コミュニケーション能力を向上させることなのではないか?と考えるようになり、心理学(NLP)及びCTIコーチング等の自己啓発セミナーを受けるようになった。それからタロット占い師と出会い、タロットカードを学ぶことへと繋がっていく。

「相手の言葉を理解し、相手の言葉で分かりやすく伝える」ことや、「相手のことを心底聴くこと」についてスキルを通じて学ぶことができたが、コミュニケーション能力というのはどういったものなのか?考えるきっかけを与えてくれた。

私にとってコミュニケーション能力の定義で一番分かりやすかったのが、ピーター・ドラッカー氏の「すでに起こった未来〜変化を読む眼」。

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ここに書いてあるコミュニケーション論は秀逸。詳細は次回も触れる予定だが、ドラッカー氏によると、

コミュニケーションとは知覚すること

だという。その意味は、受け手が知覚(五感で理解)して初めてコミュニケーションが成り立つこと。相手が知覚できる(理解できる)範囲内でしか出来ないこと、相手が知覚したいこと、見たいことを見る、聞きたいことを聞く。ということになる。

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そして、コミュニケーションの送り手は常にあることを理解させたいと考えるため、コミュニケーションは常に宣伝=常に何かを要求するという形となる。

ということは、受け手の願望・価値観・目的に合えば、相手の動機に働きかけるために強くなるが、合わなければ受け入れられないか、抵抗される。

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スペースの関係上、具体的な事を書くことができなかった。コミュニケーションについては次回も書きたい。

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