2017年2月13日

【Y#59】自分を見つめる簡単な方法としての内観〜瞑想とどう違うのか?

2017年2月12日(日)に1日内観のワークショップを開催した。

月に一度セッション・ルームZEROでヨガ交流会(Meet in yoga)を開催しているMY WAYの営業力開発トレーナー・講師の溝口陽介さんから、2月3日にFacebook Messengerを通じて連絡が入った。

sun in hands

青山学院大学法学部の元教授の石井光先生を招いて内観の1日ワークショップを開催するが、その場所を探しており、可能ならば使いたいと。

内観という言葉にピンときて、2月12日ならば終日空いているので、是非とも開催させてほしいということで、二つ返事で決まった。

Dock at Dusk

開催当日は、石井先生を含め合計で5名参加。午前10時にセッション・ルームZEROに集合。午前10時〜午後6時の合計8時間にわたる長丁場のワークショップとなった。

内観とは、自分がまわりの人に対してどうだったのか?

ということを

その人から

1)していただいたこと

2)差し上げたこと

3)迷惑をかけたこと

という3つの質問を通じて調べていく。

自分の周りの人は自分の最も身近な人、母親、父親、祖父母等。友人でも、仕事関係でも良いのだが、その人との出会いから現在までを過去から現在に遡っていく。

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普通は一番身近な母親からスタート。そこで、今回行ったのは、生まれてから小学校、小学校低学年、高学年、中学時代、高校時代、20代、30代、40代〜現在までの8つ時期について母親との関係について調べていく。

通常、人は自分の価値観や偏見を通じて物事を捉えている。この人は好きだ、この経験はいい経験だった、等。そういったことは自分の都合や価値観を通じて見ているので、外観となる。そうではなく、

内観=内面を観察する

を通じて、見ていく。大事なのは、事実をありのまま評価をせずに見ていくこと。

例えば、母親との経験で言えば、料理を1日3回用意するとすると、1年間で1000回、10年で1万回となる。片付けを含めると、相当な労力となるが、普通の人は、料理がうまかった、まずかった、といった評価を下しているのみの可能性がある。それを、ありのまま事実として、どのような食事が提供されたのか、を見る。

味噌汁の具の中は何が入っていたのか?

おかずはどういったものが皿に盛っていたのか?

そうすることで自分はどのように生かされたいったのか?がわかるという。

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そこで、石井先生から、どのようにして内観するのか?当時住んでいた家、家の中のイメージ、外に出た時の道を含め、言葉による誘導があった後、30〜40分かけて、対象時期について、3つの質問に対して、3つの答えを答える形式で進んでいった。

石井先生によると、メモは、忘れるために取るものという。そのために、メモを取らずに自分の記憶を頼りに各時期について調べていった。結果的には、意外と幼少期の頃の記憶が蘇ってきた。迷惑をかけたことについては、なかなか思い浮かぶということができなかったが、その他のことについて蘇ってきた。

内観中、4人の参加者は目を合わせず、四隅の壁に向かって内観をするのだが、石井先生が各人に

「対象者は誰で、どの時期を調べましたか?」

という問いを発し、

「母親に対して、私の小学校低学年について調べました」

と小声で応答。

その後、3つの質問に対して回答していった。

午後5時まであっという間に時間が過ぎて、最後に振り返りを行った。

内観をすることで、事実として認めていくので、とらわれから解放されるという。例えば、恨み、劣等感といったものは、自分の評価が事実の中に入ってしまっているため、何かにとらわれてしまう。それを事実として認め、終了させるため、感情を手放すことができるという。

私も今回の内観を通じて、すっきりしたという意識があった。

そして、マインドフルネスや瞑想との関連で、興味深ったのは、今、ここに集中するが、過去や未来から目を背けて、無理してでも現在に向かわせる危険性があるという。その点、内観は過去の事実を事実として受け入れることができるようになるので、最終的に今、ここしか残らないという。

今回は1日ワークショップという形だったが、セッション・ルーム・ZEROでも定期的に行っていけそうで、自分がどのように変わっていくのかが、楽しみ。通常は、1週間に渡って開催されるという。もしご興味がありましたら、信州内観研修所から申し込みもできるので、HPを参考にしていただきたい。

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