2017年9月22日

【B#65】「宇宙にゆだねて人生を楽しむ」の関連本(2)〜「生き方」と「祈り」について

2017年8月3日に〜心が輝くカウンセリング〜お話し処・ゆるり庵の代表/臨床心理士・渡辺まりあさん(以下まりあさん)を招いてZEROでセミナー開催。その内容については「「宇宙にゆだねて人生を楽しもう」〜コラボイベントを開催して」に書いた。

本イベントでは、書物についての紹介もあり、前回本コラムで「聖なる予言」ついて触れた。

宇宙の英智について日本でブームを引き起こした本として知られている本書は、科学的に説明しており、今でも考えが通用すると思っている。

さて、

「宇宙」=「大いなる英智」

については、「科学の世界で学んだこと〜自分の基準を持つために必要な「感性」と「論理」」に一部触れた。

京セラを立ち上げ、日本航空を立て直した経営者として知られている稲盛和夫さん(以下稲盛さん)の「生き方〜人間として一番大切なこと」では、「大いなる英智」について、会社経営の経験に基づいた形でわかりやすく書いている。

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「この宇宙のどこかに「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所があって、私たちは自分たちも気づかないうちに、その蔵に蓄えられた「知」を、新しい発想やひらめき、あるいは創造力としてその都度引き出したり、汲み上げたりしているのではないか

という言葉とともに引用した。

興味深いのは、同書の第5章「宇宙の流れと調和する」に書かれている、運命と因果応報の法則について。

詳細は「運命と因果応報について」に取り上げているが、

四柱推命をはじめとした姓名判断で人の運命はわかるといわれているが、それ以上に大事なのは、因果応報の法則。

要は

「良い行いをすると、良い結果がもたらされる」

というもの。

そして、

稲盛さんによると、

「運命よりも、因果律の方が勝る」

というのだ。

それを因果応報の法則が成り立つのは自然の摂理=宇宙創成の過程に沿って考えると理にかなっていると以下のように説明している。

物理学では宇宙はビッグバンで作られたと考えているが、その過程で素粒子、原子、分子、高分子の過程で、物質が作られていく過程を経て「生命」を誕生させている。

その最終過程に、人類という高度な生命体が生まれていった。

「なぜ、人類まで進化していったのか?」

偶然という考えをもつ人もいるが、

「進化というのは、天の意に基づいて必然的に行われてきたもの」

であり、

生成発展には「善き方向」、「良き計らい」と考えた方が、人生に役立つのではないかと稲盛氏は考える。

そして、

良いことをすれば、良いことが起こる因果応報の法則があり、それが宇宙の意思であり、宇宙にはそのような「愛」「慈悲の心」が満ちている。

という考えを紹介。

大いなる天の意志(愛)に沿って、それに調和する生き方が大事であるということを、

感謝や誠実、一生懸命に働くことや素直な心、反省を忘れない気持ち、恨んだり、妬んだりしない心、自分よりも他人を思いやる利他の精神

といった事例をあげつつ、大いなる英智との関係について触れている。

実は、稲盛氏はヨガの普及に努め、戦後の日本の経営者に影響力を与えた中村天風氏(以下天風氏)の考えの影響を受けている。まりあさんのセミナーでは

神渡良平氏の「中村天風・人間学〜われわれは地球という生命体の中の一つである」から、天風氏の言葉を借用すると、

「人の生命は宇宙の創造を司(つかさど)る宇宙霊(=神仏)と一体である。そして人の心は、その宇宙霊の力を、自己の生命の中へ思うがままに受け入れ能(あた)う働きを持つ。

しかもこうした偉大な作用が人間に存在しているのは、人には進化の原則に従い、宇宙霊とともに創造の法則に順応する大使命が与えられているがためである」

大いなる英智=宇宙霊

と表現している。

では、どのようにして、大いなる英智と繋がり、その知恵を生かしていけばいいのか?

注目しているのは「祈り」だ。

まりあさんの講演会(「「宇宙にゆだねて人生を楽しもう」〜コラボイベントを開催して」参照)で初めて、その意義を知り、友人からの勧めもあり、いろいろな本を読んで行くうちに、山川紘矢・山川亜希子著「祈りの言葉〜「見えない力」を味方にして、人生を変える」に出会う。本書を通じて、祈りの効用が科学的に証明されていることや、マインドフルネスや瞑想よりも場所を選ばずシンプルに行うことがわかってきた。

一部引用すると、

「私たちは大いなるものとつなげ、自分たちの魂に気づかせ、自然やありとあらゆるものの一部である自分自身に気づくための一つの大切な方法、それが祈りです。

たとえ、あなたが大いなる存在を実感できなくても、見えない世界を信じることが完全にはできなくても、祈ることによって私たちは、それらの世界への通路を広げて行くことができるからです」

と述べ、祈りとは愛であり、対話であり、感謝であるということを事例をあげつつ、紹介している。

実際に、瞑想とは違った形で、祈りの効果というのを、実感。自分の集客ややりたいことへの理解を含め自分を見つめ直す上で、役立つツールのように感じている。

スペース上、祈りについてはまた別の機会に詳しく触れていきたい。