2018年9月4日

【J#57】東国三社(2)〜息栖神社と香取神宮を訪れて。

2018年9月2日、東国三社へ参拝。早朝に鹿島神宮を訪れた後(「早朝の鹿島神宮参拝を行う」参照)

成田市在住の友人に運転いただき、鹿島神宮から車で20分。息栖神社に到着した。

鳥居をくぐり、参道へ。

息栖神社は、小さな神社で、すぐに参拝することができる。

前回(「早朝の鹿島神宮参拝を行う」参照)紹介した相川七瀬さんの「日本の聖地をめぐる旅:神結び(KAMIMUSUBI)」によると、息栖神社の御祭神は、クナドノカミ、アメノトリフネ、住吉三神。これらは航海に関する神であり、昔、海運が盛んで船が行き来していたという。

鹿島神宮のタケミカヅチと香取神宮のフツヌシが出雲で交渉していたときに、武神の船としてアメノトリフネ(「天鳥舟」)が使われたとのこと(「神栖観光協会公式ホームページ」参照)。

そのことから、相川七瀬さんは、

「人が新しい一歩を踏み出すときには、過去の考え方や記憶を改めなければいけません。その手放しという行為で、なかなか簡単に行かないことがしばしばです。しかし、その手放しの準備ができれば船は動き出します。次なるステージに入っていくためには、必ず中継地点のようなものがあります。それは新しい出会いだったり、考え方の変化を促す事柄が起きたりします。」

鹿島と香取の中継地点として、息栖神社は位置づいていると推測している。

私も、鹿島神宮で一度手放し、香取神社で創造、そして息栖神社はその中継地点としての位置付けではないかという印象を受けた。

興味深いのは、息栖神社には、鳥居がもう一つ、反対側にある。利根川の支流に大きな鳥居がある。

その両脇には忍塩井(おしおい)という清水が湧き上がる場所がある。銚子型をしている男瓶と土器型をしている女瓶と二つあり、海水の中に清水が湧き出ている。

参拝時間は約30分。

昼食を経て、車で移動すること30分。香取神宮の近くにある水郷佐原に到着。

伊能忠敬さんの縁のある土地として初めて知ったが、金沢のひがし茶屋街に似た雰囲気があり、落ち着く土地だった。

参考に、企業のCMで取り上げられている。

さて、香取神宮へ向かう前に、東国三社共通して、川沿いに鳥居があるので、香取神宮の鳥居へ。

利根川の川岸に鳥居河岸(津宮浜鳥居)が立っているが、唯一川の外にある。香取神宮の御祭神であるフツヌシは、海路のここから上陸したと伝えられている。

与謝野晶子さんの詩が記されている石碑もあり、趣がある。

ここから、1.5 km先に香取神宮がある。表参道から参拝する予定が、駐車場が満杯だったこともあり、直接本殿の近くにある駐車場へ。

短い山道を経て参拝へ。

御神木にエネルギーがあり、思わず手に触れてその力を感じることができた。

鹿島神宮と同じように鹿が飼育されているので、鹿を見た後に、要石と奥宮へ

要石は、鹿島神宮にもあり、鹿島と香取の要石はつながっているのではないかという伝説がある。見た感じは、小さいのだが。。。。

 

最後に、東国三社で最も印象に残った奥宮へ。

奥宮の社殿は、昔の伊勢神宮の式年遷宮での古材が使われてできた事もあり、パワーを感じる。そして、奥宮の雰囲気がなんとなく熊野古道の雰囲気に近いものを感じることができた。

相川七瀬さんの「日本の聖地をめぐる旅:神結び(KAMIMUSUBI)」によると、奥宮では、フツヌシの荒御魂(あらみたま)を祀っていて、本殿で祀っている和御魂(にきみたま)とセットになっているそうだ。

台風や地震などの自然現象の中で神の荒ぶる側面を荒御魂、四季折々の豊かな恵みを与え守る、穏やかな側面を和御魂として祀るということになる。何事もバランス。

鹿島神宮も同じように本殿と奥宮とセットになっているが、私は香取の奥宮の方が心が落ち着くような印象を受けた。

香取神宮を去ったのが、午後2時半。東国三社を6時間半観光したことになる。

最後に成田山を観光。

京成成田駅から午後5時頃帰宅した。

駆け足で東国三社を紹介したが、奈良の春日大社との関係や、出雲との関係について由緒ある神社が関東にあったというのは驚き。

首都圏在住の方々には是非とも勧めたい。