2019年1月17日

【Y#66】集中内観に参加して(2)〜「ご迷惑をかけたこと」についての気づき

集中内観から帰ってきてから、約2週間が過ぎた。

7日間集中して内観に取り組んだ模様については「集中内観に参加して〜自分をありのまま認めること、手放すこと、今ここに集中すること」に書いたが、学んだ内容を消化するのに時間がかかり、ようやく年始の活動ができる状態まで戻ってきました。

携帯、インターネットや本等、外部の環境を完全にシャットアウト、現実の世界に適応するのに時間がかかり、ようやく、戻ってきたところだ。

日常内観は継続中。

1日を振り返る際、

1)していただいたこと

2)してさしあげたこと

3)ご迷惑をかけたこと

の3つの質問を自分に投げかけ、事実を調べていく。

幸運なことに、参加者4名でLINEグループを作成。毎日やりとりしながら進捗状況を確認。

ほぼ日の手帳にも手書きで記録しているので、いい振り返りとなっている。

考えてみれば、年末年始の集中内観では「ご迷惑をかけたこと」に集中的に取り組んだように思う。

実は内観を受けてみると、

1)していただいたこと(20%)

2)してさしあげたこと(20%)

3)ご迷惑をかけたこと(60%)

の割合で取り組むことがわかってくる。

面白いのは、

最初の2日間は

「ご迷惑をかけたこと」

が思うように浮かばない。

もちろん、そういった質問を自分にする習慣がないからなのかもしれないが、

やはり、

「ご迷惑をかけたこと」

よりも、

「していただかなかったこと」

が記憶に残る。

私が集中内観していた時に、例えば

「弟がエゴ贔屓された」

「どういうわけだが、怒られた」

等が浮かんだ。

ただし、厄介なのは、記憶の性質として、感情と一緒に記憶されているところだ。

なので、ご迷惑をかけたことを思い出すために、

まずは、

「していただいたこと」

の事実を感情と分けながら調べていくことになる。

1時間に1回、面接官は事実かどうかを見ており、その点助けとなる。

参考に、「して差し上げたこと」はほとんど思い浮かぶことはなかったが、それに気づくことが大事だということは、内観が終わった後にわかったような気がする。

ちなみに、

幼少の頃思い浮かんだのは、

「母から食事を用意いただいた」

「母は洗濯をした」

ここでは1%でもいいので、事実ベースで話すことが重要となる。

2、3日がすぎて、外の雑音が落ち着いてくると、内観が深まっていく。私の場合には、周囲の声が少なくなり、BGMが流れているような感覚になった。

ここまでくると、少しずつ具体的に「ご迷惑をかけたこと」が出てきたと思う。

さて、

「ご迷惑をかけたこと」

について、期待に添えなかったことを思い浮かぶ人がいるが、あくまでも相手に負担をかけたことを調べることがポイントで、面接官にも注意を受けるが、内観の期間を通じて、講話が流れてくるので、参考になる。

例えば、

「親の期待に応えられず受験に失敗し、ご迷惑をかけた」

はここでは、迷惑をかけたに入らない。

「母の家事を邪魔した」

が、迷惑をかけたことになる。

不思議なのは、

「ご迷惑をかけたこと」

の事実がわかってくればくるほど、落ち込んでいくのか?

といえば、そうではなく、

「それが許される」

「相手に認められた」

の体感覚が芽生え、核となる自分が生まれてくる感じが出てくることだ。

そして、後半に入ると、「嘘と盗み」のワークを行う。

人は信頼されているかどうかについては、

「約束を守っているかどうか」=「嘘をついてるかどうか」

「ごまかすか・ごまかさないか」=「(人の時間・ものを)盗んでいるか、盗んでいないか」

によって決まっていく。

詳細は、集中内観を受けていただくことにして、「嘘と盗み」をチェックしていくと、より「ご迷惑をかけたこと」の度合いがわかり、自分がどのような思考で物事を見ているのかが理解できる。

私の場合には、嘘や盗みの事実を一つ一つ調べていくことで、

「自分のことは棚に上げて他人を裁くことが多かったこと」

「勝手な思い込みで人を嫌うことがあり、場合によっては無視することがあったこと」

の部分が強いことがわかってきた。

面白いのは、それを自己嫌悪に陥ったり、落ち込んだりするわけではなく、素直に認められるようになっていることだ。

おそらく、あるがままを受け入れるというのはそういうことで、

結果として、

「人を許すことができる」

「自分は迷惑をかけている存在だから埋め合わせをした方がいい」

の発想へと変わっていくのではないかと思う。

最終的に、対策を取りやすく、今により集中できるようなっていく。

ロルフィングでは10回で身体を整っていくが、身体が硬い人であればあるほど、古い感情も出てくる場合がある。

それはいいことで、ロルフィングを受けることで、肩こりや腰痛の改善もあるのだが、実は、今に集中するためのヒントが得られるのが最大の醍醐味だと思う。

過去に引っ張られないためには、自分なりに過去の出来事の整理を事実から見つめ直す必要がある。

大事なのは、どのようにその感情を整理するかだ。人によっては、自分の歴史を振り返り、新たに物語を作り直すのかもしれないし、私が今回体験したように、内観で過去の人間関係を整理するなのかもしれない。

その上で、瞑想やマインドフルネスで「今・ここ」の感覚がより強く研ぎ澄まされるようになると、

「過去にこだわり、現在を否定し、未来に生きる」

ような生き方よりも

「今この瞬間に集中する」

生き方を選択。

生まれ変わっていくのではないかと感じる。

今年は、マインド系のセミナーも紹介する予定で、一人一人の自分が過去とうまく向き合えるようになるためには、どうしたらいいのか、ヒントとなるものを提供できればと思っている。