2019年7月18日

【Y#76】日常内観に取り組んで6ヶ月:半年ぶりの安曇野と日常内観での気づきについて

2019年7月12日(金)午後6時より、青山学院大学で内観フォーラム(午後6時〜午後9時)が開催。

フォーラムに伺うのと同時に、同年7月14日〜15日の2日間、信州内観研修所でお世話になった。

久々に内観のメンバーにお会いして内観を振り返る絶好の機会となった。

年末年始、信州内観研修所で集中内観を行なった際、面接官を勤めた青山学院大学法学部名誉教授の石井光先生にお世話になっているが(集中内観に参加して〜自分をありのまま認めること、手放すこと、今ここに集中すること」参照)、石井先生が中心となって定期的に開催されている内観の定例会が内観フォーラム(前々回の模様については「内観フォーラムへの参加と青野社長の話」参照)。今回は3ヶ月ぶりの開催だった。

ドイツで内観に取り組んでいる方や石井先生と中野先生から色々な話を伺う絶好の機会。気づきや学ぶことが多かった。

一方で、安曇野にある信州内観研修所に伺うのは、年末年始以来で半年ぶり。1泊2日で、配膳の手伝い、面接官の手伝い、掃除、庭の手入れなど、色々なことに取り組むことができて、本当に楽しかった。

安曇野には良質な水が通っており、わさび栽培が盛ん。

わさびの生産量の日本一は静岡とばかり思っていたが、実は安曇野が1番らしい。水温が13〜14度に保たれた水流の中に身を置き、広々としたわさび園を覗いていると、癒される気持ちになった。

さて、年末年始、集中内観を終えてから半年が過ぎた。

その間、継続して日常内観を行ってきた。

日常内観の方法はシンプル。

「自分がまわりの人に対してどうだったのか?」

ということを

1)していただいたこと

2)して差し上げたこと

3)迷惑をかけたこと

という3つの質問を自分に問いかけて調べていく。

その際に、事実ベースで調べていくのがポイント。

例えば、

「していただいたこと」は

電車の運転手に渋谷駅から新宿駅から運んでいただいた、〇〇さんに飲み会を企画していただいた、母に昼食の準備をしていただいた、等

「して差し上げたこと」は

サロンの掃除をした、セミナーを企画した等

「ご迷惑をかけたこと」は

遅刻して、相手の時間を奪ってしまった等

となる。

これを半年続けるのだが、これを継続することで見えてくることがあるのが不思議だ。しかも、瞑想よりも、マインドがよりクリアになってくるのがわかる。

特に、実感するのは人と話すときだ。

今までは、人に対してあああ、私はこうなりたいなぁ、羨ましいな、と思う気持ちや、なぜ私はこんなこともできないんだろう、といったネガティブな気持ちを感じることもあった。

面白いのは、日常内観に取り組んで半年が過ぎてくること、自分がどういう気持ちなのか、与えられた場のなかで自分はどう能力を発揮しているのか?自分を大事にするようになった

やはり、

内観をすることで、事実をありのままの事実として認めていくので、過去のとらわれから解放されていく。

例えば、恨み、劣等感といったものは、自分の評価が事実の中に入ってしまっているため、囚われとして現れる。それを事実として認めることで、一旦終了させる習慣を身に付けることができる。そのことで、感情を手放すことができていくのだろう。

他にも気づいた点として、

1)好き嫌いがはっきりとして、どの人と時間を共有していくのか、より明確になった

2)仕事の絞り込みを行うようになった

3)集客や売上の状況よりも、目の前のことを大切にできるようになった

4)身近な人を大切にすることをより心がけるようになった

等。

好き嫌いがはっきりとしては、人によってはネガティブに捉えがち。実は、人間の時間や有限。他人に合わせるのも大事だが、自分の合う人たちと時間を共有していくと、それが引き金となり、よりいい縁が引き寄せられる。その結果として、嫌な人と会わないで済むようになる。人間関係が大きく変化しつつあり、これからますますいいご縁に恵まれる予感がある。

人間関係が絞り込まれると、仕事も絞り込まれていくし、お客さんも自分に必要とされる人にお越しいただけることに繋がっていくと思う。現に、そのような傾向が現れている。

その上で、他人の話を聴く際にも、内観の意識を持つことの大切さに気づいた。

今回、信州内観研修所で面接官として初めてご協力させていただいた。

「失礼します」

「どなた様に対していつのご自分を調べましたか」

を内観者に伝えて、3つの質問に答えていただく。

何回か面接官として体験したのだが、うまく言葉を伝える難しさを体感。

例えば、黒子に徹するよりアドバイスを送りたくなるような気持ちになること、早口になること、お辞儀する際に力が入ってしまうこと等。側で見ていただいた面接官からのフィードバックは貴重だった。

長年内観面接官としてご経験された石井先生からは、人の話を聴くのは難しい。どうしてもアドバイスを送りたくなるというのもあるが、慣れてくると、さらに人の話を聴くのが難しくなるいったことをおっしゃっていた。

いかに謙虚に、虚心坦懐に物事を聞けるか?

セッションでも同じことが言えるので、こういった点を忘れずに日常内観とともに継続して行っていければと思う。