2019年9月2日

【N#32】眼の検査と眼鏡の作成へ〜「どのように見えているか?」より「眼をどのように使うか?」が大事

ロルフィングのトレーニングを受けていると、全国のロルファーさんと知り合う機会が増える。

その中の一人、Rolfing House festaのロルファー・大友勇太さん(以下大友さん)とは、TEN〜the space for your Life & Bodyの佐藤博紀さんのIMACで、ご一緒にさせていただいてから、何度かお話しする縁があった。

会話の中で、

「面白い人が新潟にいるよ!」

と話題になり、新潟の「視覚行動研究所」代表の野澤康さん(以下野澤さん)ことを知った。

メガネをかけている人は、遠くをみることを重視して、矯正していく。

それに対して、

野澤さんは、左右の眼の共同作業に注目。見え方のズレをメガネを使って改善させていく。

つまり、対象物をありのままに見えるようになることで、脳の情報処理へのストレスを軽減し、結果的に身体全体を整えていく(詳しくは、大友さんの「眼鏡で身体を整える」のブログ記事をご参照ください)。

つまり、

「眼をどのように見ているのか?」

よりも

「眼をどのように使うか?」

に注目しているところに興味を持った。

実際、身体を筋膜へのアプローチを通じて整えていくというロルフィングでも眼や耳の使い方についてセッションでお話しすることもあるので、面白いと思った。

そこで、野澤さんに一度お会いし「眼の検査と眼鏡の作成」をしていただきたいと考えていた。

そうはいうものの、野澤さんの研究所は、新潟。

距離が遠いので、なかなか縁がなかった。

幸運が突然訪れた。

毎月サロン・ZEROで、レンタルいただいているリリーフ・スペースのロルファー・伊藤彰典さんから

「毎月、野澤さんが恵比寿と大阪に月1回、出張でセッションをしているよ!」

の情報を2ヶ月前(2019年7月)に入手。

「これは予約するしかない!」

と思い、2019年8月31日(土)、午後2時20分の時間帯で予約。

恵比寿・喜楽で野澤さんのセッションを受けた。

アンケートに記入後、検査へ。

野澤さんが行った検査の模様は、You tubeにて公開されているので、ぜひチェックしてみてください。

面白いのは、

普通の眼鏡の矯正ではなく、

「左右の眼が協調して働いているのか?」

「対象物を立体的に見えているのか?」

「遠近の切り替えはスムーズに行っているのか?」

を中心に、様々な角度から約20種類もの詳細な検査を行ったことだ。

結果的に

1)利き眼が、左眼であること(左眼の片眼でみている)

*利き眼は、両腕を伸ばして、手で小さな円を作る。3m以上離れたところに目標物をみる、手の円を通じて、両眼で目標物を見た際に、見える方が利き眼。

2)右目が乱視で、斜めが見にくい状態(斜乱視)にあること。

3)右目よりも左目の方が立体視しやすいこと。

4)左右の眼の使い方に差があるので、遠近の切り替えが素早くできにくいこと。

等がわかった。

特に、検査が終わった後に、右眼の筋肉に疲れを感じた。私の視力は、1.0/1.0で、すごくいいので眼鏡をかけたことがないが、一つの評価項目からしか見ていないことを、野澤さんの検査を受けていてよくわかった。

視覚情報センター」代表の田村知則さんの「「よく見える」の落とし穴:そのメガネ、コンタクトレンズ、視力回復法でいいですか?」にも「よく見えること」について色々なことが書いてある。

・「眼の使い方」と「体や心」が密接な関係にある

・「近視」=『悪い眼』ではない。人類の歴史からすると、人間の眼は手元にある小さな文字を、長時間、快適に見続ける構造になっていない

・「老眼」はエイジングによって誰にでも起こる眼の生理現象。歳を重ねることで自然になっていく変化を受け入れず、見えにくくなっている状態を助けてくれるメガネをつけずに眼を使い続けることは非常に危険です

・メガネを作るときには、「よく見える」こと、つまりピント合わせだけを重視しがちです。そして両目に向ける筋肉の緊張を調べない場合がほとんど

・一般に言われている度数の調整と、両眼を揃える筋肉の緊張を緩めるための調整、両方ができてこそ初めて正しいメガネと言えます

等。

そこで、恵比寿の眼鏡屋さんでフレームを購入。

野澤さんに遠近対応の、左右の眼の動きを調整した眼鏡を作っていただくことになった。

出来上がってくるのは、10日後。

東洋医学では眼は、肝臓・胆のうに関わっているので(「心・肝について:感情、生理、睡眠及び西洋医学との関係性」参照)、肝機能への改善や、自分の姿勢にどのような影響を与えるのか?眼鏡を入手した後、みていきたい。