2019年10月14日

【RM#26】Rolf Movement – Part 3(4)〜前半(4日間)が終了。どのような気づきがあったのか?

2019年10月13日(日)、Rolf Movement TrainingのPart 3の前半の最終日(4日目、通算25日目)を終え、エミレーツ航空のドバイ経由便で羽田空港に深夜(午後11時半頃)到着した。

海外に出るのは、2018年2月以来となった(「Pre-movement、ヨガ、アレクサンダーテクニック」参照)。

今回は、ドイツ人、スイス人、フランス人、イタリア人、スペイン人、イギリス人、オーストリア人とヨーロッパ中心に異文化の人たちに触れる貴重な機会でもある。

Embodimentを披露している時(Embodimentについては「身体感覚〜Embodimentとは何か?」参照)、言葉が明確に伝わらない、身体の感覚に不愉快な感じを受けた場合などの経験があると、ヨーロッパの人たちははっきりと伝える。日本人だったらもっとソフトに伝えるのに、と思うのだが、その後、笑って、仲良くみんながわだかまりもなく話していることもあり、外国でワークショップを受ける面白さを感じられた。

最終日は、私もEmbodimentを2番目に披露。パートナーを組み、背中合わせで、一人が動きを主導し、もう一人が動きをフォローするという簡単なムーブメントを行なった。

少し間を置きながら、ゆっくりと身体の感覚を意識するように歩きながら、15人に対して10分ほどのグループ・セッション。

「声が通らないからもっと大声で!」

と言われる一幕もあったが、

途中から笑いもあり、

最後には、何も言わなくても、パートナー同士で意見交換する幕もあり、楽しかった。

フィードバックでは、生徒から、

「場のホールドがうまくいってた」

「指示がクリアだった」

といったものがある一方で、柔軟性がない参加者もあり、

「動いているときに背中の背骨が動きにくく、痛かった」

といった正直なコメントもあった。

今回のRolf InstructorのRita Geriola、France Hatt-Arnold、Herve Baunardの3名からは、生徒を観察し、必要に応じてサポートをすることも大事といった改善点もいただいた。

「背中に毛布をかけた方がいい、座るよりも立った方が動きやすい」

といったコメントなど。

その場で、的確なフィードバックは本当にありがたく、のちに述べるが、次のPart 3で行う50分の発表を準備していく上でも改善点として考慮できる。

面白いのは、3名のInstructorたちが、安全な場を作るために色々と工夫している点だ。Embodimentの情報量が多く、何人か脱落者が出たり、Instructor自ら生徒にセッションを行ったり、Instructorも生徒18人一人一人、声をかけたりとしている姿が印象的だった。

他にも

1)好奇心を促すようなワークをすると、身体が変わる可能性が高いこと

2)失敗をしても許されるような雰囲気を作っていること

3)Instructorの指示が提案型にしていて押し付けがないこと

等。

最近、Amy C. Edmondsonの’The Fearless Organization: Creating Psychological Safety in the Workplace for Learning, Innovation and Growth’を読んだ。企業がイノベーションを生み出すために必要なのは、失敗が許され、自由に発言が許されるような「心理的・安全な場(Psychological Safety)」を作ることが注目されているらしい。

どのように安全な場を工夫して作っていったらいいのか?

Amyの本では、色々なケースが紹介されているが、

「如何にしても失敗を許せるような環境を整えること」

をワークショップの中に仕組みとして入れることが大切だと述べている。

日本は、比較的失敗が許さない環境で、窮屈になる傾向があるが、ヨーロッパロルフィング協会で受けるTrainingは、このような場が作られているところがいい。

これらの体験を通じて、自分がセミナーやコミュニティを開催していく際、活かせる予感がある。

セミナーを含め、自分が先生、生徒の関係よりも、どのようにして安全な場を作って、一人一人の意見を引き出していくか?

是非とも見習っていきたい。

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余談だが、今回、3人1組で組んだ相手の一人がフェルデンクライス・メソッドのプラクティショナーだった。その縁もあり、フェルデンクライスとRolf Movementの違いを伺う機会があった。

フェルデンクライスもRolf Movementもそれぞれ微細な動きを追究するが、Rolf MovementのようなPhoric Function(「動きではどこに注目するか?〜Phoric FunctionとFixed Point」参照)、Tonic Function(「身体と心(2)〜Tonic Function(1)」「身体と心(3)〜Tonic Function(2)」参照)、ロルフィングの5原則(「5原則」参照)といった内容は入っていなく、原理・原則が入っているところに特徴があると、話していた。

フェルデンクライスのクラスは何処かのタイミングで受けたいと思っているので、Rolf Movementとどう違うのか、体感する機会を見つけていきたい。

全日程が終わり、次回の開催が11月27日(水)。

12月1日(日)に認定を受けることになる。

次回の宿題として、50分のEmbodimentの課題が出た。

1)What was your strategy to connect the specific to general(一般と具体を繋げるのにどのような戦略をとったのか?)

2)How do you bring the session to an end and have the client bring back to their every day life(どのようにセッションをクローズして、日常に応用できるようにするか)

の2点で、Embodimentを組み立てることが求められるので、約1ヶ月半。じっくりと考えながら、進めていきたい。