2022年11月17日

【R#238】中心軸で最初に整えるのは?〜骨盤底と内転筋の2つが大事な理由とは?〜4回目のセッション

はじめに

みなさん、こんにちは!
東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

中心軸を整えるとは〜自分軸で判断する力を養う

私は、2015年6月から渋谷・恵比寿・代官山にて、ロルフィング・セッションを提供している。

ロルフィングとは、
1〜2週間に1回、手技を使って、毎回テーマに沿って施術を行う方法の一つ。

身体を整えながら「身体感覚」を磨くことができるので、
身体の不調(肩こり、腰痛)も改善する。

ロルフィングの
1回目では、呼吸を整えること、
2回目では、足裏を整えること、
3回目では、前後のバランスを整えること、
身体感覚を磨くことで、心や世の中に対しての見方が変化していく。

いずれも表層の目の見える筋肉を扱うということだ。

興味深いのは、4回目〜7回目までのセッション。
(身体の内側にある)中心軸を扱うので、目の見えない深層の筋肉を扱う。

私は、
中心軸を整えることで
「「身体感覚」を通じて、自分で物事を判断できる判断軸を身につけること」
ができると考えている。

なので、人によっては大きなインパクトを与えることになるのだが・・・。

今回のブログでは、
1)中心軸を整える意味、
2)4〜7回目で何を行うのか?
3)4回目で、何を整えるのか?
の順番で説明する。

中心軸を整える上での注意点①〜目に見えない

中心軸を扱う際に、
1)目に見えないものを扱うので、どこが問題なのか?分かりにくいこと
2)(空間認識の)変化に戸惑う可能性があること
に注意が必要なのではないかと思う。

1)についてだが、

深層筋は、人体の深いところにあるため、
「どこが問題があるのか?」
推測することが難しい。

また、身体の深い所に入る場合に、
蓄積された感情が出てくることがあり
クライアントさんとの信頼関係ができていないとアプローチできないし、
予想外の感情が出てくる可能性が高まる。
(詳しくは「自分の居場所から、自分の判断軸をどう身につけるか?」に書いた)

中心軸を整える上での注意点②〜変化への戸惑い

2)についてだが、

世の中に対する見方、
「五感を使って、世界をどう見るのか?」
「空間をどう把握するのか?」
「世界とどう関係を作っていくのか?」
を含め、中心軸を整えていく過程で変化する可能性が高い。

そもそも、
「世界に対する見方」は、
1)個人的に育ってきた環境(両親、学校の先生、職場の環境)
2)個々が体験すること(成功やトラウマ体験)
3)文化的な背景
の3つによって影響を受ける。

物事を客観的に見ているように見えて、主観的に、過去の経験に基づいて世界を見ている。
(詳しくは「世の中とどのように関係を築くか?が、姿勢を整える場合に大切〜身体感覚と空間について」に書いた)

しかも、人間の身体は変化を極端に恐れる性質があるので、なかなか変化しない。
その葛藤を身体内に抱えながら、徐々に変化していくといってもいい。

なので、中心軸を整えていくセッションは、これらを留意した上で、すすめていく。

4〜7回のセッション〜下半身が先、首・肩は最後

さて、4〜7回のセッションでは、中心軸を整えていくが、その手順が面白い。

jintaizu_中心軸

4回目で、下半身(内転筋〜骨盤底付近)
5回目で、上半身の背骨の前側(腸腰筋、内臓、横隔膜)
6回目で、上半身の背骨の後側(脛、臀筋群、仙骨、背骨)
7回目で、上半身の肩と首全体

図にするとこんな感じになるだろうか。

jintaizu_中心軸_セッション7

上半身は、頭、首、背骨、仙骨、骨盤まで中心軸が通っている。

しかし、下半身になると突然消える。その代わりに身体が考えたのが、内転筋と骨盤底を発達させること。能楽師であり、ロルファーの安田登氏の著者「ゆるめてリセットするロルフィング教室」では、それをバーチャルな中心軸と表現した。

すごく本質をついている表現だと思う。

さて、そのバーチャルな中心軸を整えることが、4回目のセッションとなる。

4回目〜「骨盤底」と「内転筋」に注目

バーチャルな中心軸には、本来骨があるべきところに、筋肉がある。
筋肉で支える必要があるので、細心の注意が払われるが、ポイントとなるのは、
「内転筋」と「骨盤底」。
ここに一番負担がかかるので、2つの筋肉に注目して施術を行う。

余談だが、インドのチャクラの考え方では、ルートチャクラの位置する場所として知られている。
自分に「自信」や「信頼感」を持てるチャクラであり、
バランスが崩れると「責任転嫁」「被害意識」を持ってしまうとのこと。

では「内転筋」と「骨盤底」について書きたい。

「内転筋」とは?〜足を閉じる、まっすぐに歩くために必要

「内転筋」は足を内側に内転(足を閉じる)時に使われる。
足を閉じて座っている時に使われる筋肉だ。

内転筋は、骨盤(恥骨と坐骨)と足(大腿骨)に伸びている筋肉で、筋肉は5つある。
足を閉じる方向に働く筋肉なので、まっすぐ歩くためにも必要。
それ以外に、もっと重要なことがある。

それは、骨盤の下にある「骨盤底」との関係だ。

「骨盤底」とは?〜内臓を支える、尿漏れを防ぐ

「骨盤底」と言えば、妊娠して子供が産まれた後に、整えねば!と言われている筋肉群。

実は、人間の肋骨の下だけでも、胃、小腸、大腸、腎臓、膀胱、肛門など、様々な内臓が集中している。
本来ならば、重力によって、内臓は下に落ちてしまうが、これ以上落ちないよう「骨盤底」が下で支えている
のだ。
そして、内臓を支えるのと同時に、尿道を締めて尿漏れを防ぐ働きもある。

そもそも、
「呼吸とともに内臓は動いている」
のが最も健康な状態
なのだが、
骨盤底が働いていないと、内臓の場所が適切でなくなり・・・
内臓の問題が起きやすくなる。

妊婦が出産後に骨盤底を整える必要性があるのは、骨盤、特に骨盤底が緩んでしまうというのが原因としてある。

実は「骨盤底」は、内転筋を経由して、足裏までつながっている。
このため「骨盤底」と「内転筋」はダブルで整えていく必要がある。

「内転筋」と「骨盤底」〜なぜ意識しにくい?

そもそも「内転筋」と「骨盤底」はなぜ意識しにくいのだろうか?
1)内臓の状態
2)筋トレの仕方
3)トラウマを抱えている
4)デスクワークでの姿勢
等が挙げられる。

1)内臓について
便秘や大腸に炎症を抱えている人は、足の外側の「大腿筋膜張筋」が緊張しがち。
外側が硬くなってしまうため、内転筋が使われにくい。

2)筋トレの仕方について
ジムで筋トレを行っている(腹筋を鍛えている)人は、腹筋が硬いので、
その内側にある内臓の動きにくくなる。
これが、骨盤底を硬くさせる原因となり、内転筋の意識が弱まる。

3)トラウマについて
トラウマを抱えている人は、内臓の内側にある「腸腰筋」が硬くなり、
かつ内臓も硬くなりがち。
「腸腰筋」とつながっている骨盤底、内転筋の意識も薄くなる。

4)デスクワークについて
デスクワークでは、足裏を意識して足を閉じるよりも、足を組むと
これらの筋肉が使われない。

このように、内臓の疾患、筋トレ、トラウマ、姿勢といった、
本来気づかないところで「骨盤底」「内転筋」が使われなくなる。

逆に、一度でも意識し、内転筋とは何か?
理解が深まると、足が細くなり、歩きも美しくみえるようになる。

自分に「自信」や「信頼感」を持てる姿勢に整う可能性があり、
先ほど、書いたようにルートチャクラの意味に繋がっていくのだと思う。

個人的な経験として。
ヨガの後屈のポーズを練習した時、どうしても腰の痛みが強くなり、
これ以上、深くできなかった。
そこで、ロルフィングの4回目のセッションを受けたところ、一気に後屈が深まり
身体の意識が深まったことがあった。

まとめ

今回は、ロルフィングの4回目のセッションについて取り上げた。
「骨盤底」「内転筋」は、歩く、内臓を整えていく上でも、非常に重要な部位。
なぜ、これらが意識しにくいのか?を中心に書いてきた。

次回は5回目のセッションについて取り上げたい。

少しでも内容が役立てれば幸いです。