2016年10月1日

【R#151】Jonathan Martine WS(4)〜コーチングと全方位的傾聴

2016年9月27日から始まったJonathan Martine(以下Jon)のワークショップも4日目が終わった。この後、土日を挟んで、月曜日から再開されている予定だ。

本ワークショップについては本コラムにて3回にわたって書いた。

1回目:神経系とロルフィング

2回目:痛みと神経へのアプローチ

3回目:「教える」と「気づき」

Jonのワークショップは12日間にわたるのだが、本来は4日間のコースが基本だということで、4日間のコースを3回にわたって受講できるという素晴らしい機会になっている。

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本来ならばドイツで受講しようと思ったのだが、日本で学ぶことができたこと。そして、ワークショップは午後6時までに終えるので、その後お越しいただいているお客さんからもフィードバックをいただける貴重な機会になっている。そして、手技というものは復習をすることで、学びが深まるということを改めて確認することができた。

今回気がついたこととして、セッション数を重ねることによって、解剖学的な部位が少しずつ頭に入ってきたことだ。そのことで、ワークショップへの理解が深まり、学んだことを練習するときに目的をはっきりさせて、必要なところのみ先生に質問するという形が取れるようになった点だ。

自分にとっては大きな進歩なので、時々こういったワークショップは是非とも参加していきたいと思う。

さらに、学んでいることといえば、セッションへの取り組み方。

今回一番学んでいるのは、セッション中にある一つの局所に集中しすぎると、変化が遅く、集中しつつ、周りを見えるような状態で施術を行うと、相手に変化が出るためのスペースが生まれる。そのことで、施術する相手が劇的な変化が出ることを度々見ることができた。

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コ・アクティブ・コーチングを提供するThe Coaches Instituteの応用コースを2009年に修了。コーチングの基本を学ぶことができたが、その基礎編で、「話の聴き方」には3つのレベルがあると教わる。

レベル1は、「内的傾聴」。この状態とは、相手の話を聞こうとしているのに、実際は、自分の考えや感情、身体の状態に意識が取られてしまい、相手の話に100%集中できない状態を指す。実際は、相手が「内的傾聴」の状態にならなければならない。というのは、相手の意識の内側に向いどういった変化があるか知っていただくためだ。

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レベル2は、「集中的傾聴」。これは、相手の話を聞く状態になっている。この場合には、すべての神経が目の前にいる相手に注力が注がれている状態である。ロルフィング・セッションを行う際には、こういった状態になることが往々にしてあるが、次のレベル3まで行くと直感が働きやすくなると感じている。

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レベル3は、「全方位的傾聴」。これは、相手の話を聞く際に、相手の発する言葉や目に見える仕草のみならず、目に見えない相手の感情・エネルギー・レベルもしっかりと注目すること。周りに起きてることにアンテナを立てるような状態。この状態になれば、直感も働きやすくなり、ロルフィング・セッションやタロット・セッション中でレベル3に成ると、相手の身体の声や内面の声を聞けるような状態になりやすい。

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Jonはおそらく伝えたいと考えているのは、このレベル3。実際に身体に手を当てつつ、一歩下がってみましょう、手の裏を感じましょう、腕を感じましょう、背骨の裏を感じましょう、部屋全体を含めましょう、等、本人がセッションしている時にどこを意識しているのか、ワークショップ中に説明していただいたのだが、本当に実感としてこれらの意識を持つと、セッションがはるかに効率よく進んでいける。

そのように考えてみれば、人の話を聴くのと、ロルフィング・セッションで身体の声を聴くのと共通点があることに気づく。

この後の8日間で、よりこの点を深めてやっていきましょうということをJonはいっているので、解剖学とともに、セッションへの臨み方をもう少し学べればと考えている。

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